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あの人に会いにいきます。




オレらがやっているゲストハウスtoco.

たくさんの、本当にたくさんの人たちにお世話になって、

愛されて、出来上がった宿。




そんな宿を作った棟梁のともさん。

日記を読んでくれていた人はわかると思うけど、

この宿を改装中の昨年8月に、

急に亡くなった。




目が透明な人。

笑顔が素敵な人。

何事にも全力で、厳しい人。

かっこいい人。

大きな背中を持つ人。




会って間もない人にまで、全力でぶつかっていた。




「お前、それで本気なのかよ!

 オレには全然感じねえ!

 もっとぶつかってこいよ!

 お前がお前の主役だろう!

 思いっきり自分のしたいことやってみろよ!」




今でもあの真剣な表情と、

熱い気持ちを忘れない。




圧迫感の裏にある、

人を想う気持ちと、優しさ。




ともさんに出逢えたからこそ、今のtoco,があり、

そして今のオレがいる。




通夜も、

葬式も、

祭りも、




オレは行かなかった。

行けなかった。




toco.が軌道に乗らないうちに行ったら、




「お前何やってんだよ!

 こんなことやってる暇ねえだろ!」




って怒られそうで。




でも、やっと行けます。

今日の夜行で、福井へ。




ともさんは、オレがさぼりそうになったとき、

迷ったとき、

今でも常に隣にいます。

例の目で、

オレを見てくれている。

そんな気がする。





toco,ももう少しで1周年。

店舗展開も始める。





さあ、けじめをつけにいこう。




仕えるということ





感情は常に揺れ動き、

欲望は己を見えなくする。



昨日考えていたことは今日には色あせ、

朝に燃えた事は夕には沈む。



功罪は時とともに薄れ、

作り出したものは必ず風化という流れから逃れることは出来ない。




諸行無常。




しかし。

無常ならば、

好きにやってやろうではないか。




満点の星空を眺めるとき、

深い森に身を埋めるとき、

大河の音を聴くとき、

決まって己の小ささを実感する。




と同時に、

「お前ごとき、小さな存在。何をしてもいいんだよ。」

という許可をもらう。




小さいが故に、

大きなことをしてみたくなる。

自由に、動き回りたくなる。




感情と欲望が揺れ動くとしたら、

お前は何に筋を通し、

何を糧に生きて行くのか。




オレはそれが、仕事。

つまり仕えることだと思う。




揺れ動くものを己の傍らに置き、

己を没頭させられるもの。




儚く、短い人生ではあるけれど、

その道に意味を与えうるもの。




仕える、ということ。





オレは、

空間と時間を武器にとって、

この日本という国に、

この人間という生き物に、仕える。




活きる国を。

活きる人間を。





真の自由とは。

真の独立とは。

生物とは。

生きるということは。




初心に戻るんだ。

心の真ん中を見定めろ。




答えは常に、己の中に。




劣等感





去年の今頃。

オレは、今は「toco」の母屋となっている日本家屋の畳の上で

大量に襲ってくる蚊と闘いながら、

クーラーなしの暑さにやられながら、

雑魚寝でうとうとしていたはず。

壁を落とすのがまあしんどくって、

埃まみれになってた。





あれから一年。

ふと想いを馳せると、

本当に色んな事が起きたんだなと実感する。

いなくなってしまった人もいれば、

新しく出逢った人もいる。





自分というものを考えても、

おぼつかない記憶ではあるけれど、

変わったな。





当時すげえと思っていたものが、

色あせていき、

また新しく、すげえと思うものが出てくる。




まるでそれは螺旋階段のようで、

登ったらまた先が出てきて、

おそらく、

永遠に続くんだろうなと思う。

永遠に続いて欲しいとも、思う。





最近は、すげえなと思う奴らが、

周りにうじゃうじゃ出てきた。

新しく出逢った奴らはもちろん、

今まで知ってた「と思いこんでいた」奴らも、すんげえのよ。

久しぶりに劣等感というものを抱いた。






心の芯の方から、

まだまだ小さいな、自分

という感情が湧き出てくる。





80%悔しくて、

20%嬉しい感じ。






これは、自分が進んでいる証拠でもある。






会社の行く末を考える。

代表。

こいつの器以上に、組織が育つことはない。






大事なのは、いつも決まって真ん中にあるんだ。





再起動




3月11日。

地震。

津波。

大切な友人を亡くした。

あいつは、とても悲しそうな顔をして、横たわっていた。

守りたい者が、たくさんいたに違いない。

叶えたい夢が、たくさんあったに違いない。

少しでも恩を返せたらと、石巻に3ヶ月留まった。




6月11日。

震災から3ヶ月。

この石巻の地で、自分に出来ることははもう少ないと実感。

東北を離れる。

恩返しに来たはずなのに、気付けばオレのほうが、たくさんのものをもらっていた。

勇気

希望

命への姿勢

現地の人は、みんな強かった。

常に、強くあろうとしていた。

子供たちはいつでも大人たちに、希望の光を見せていた。

作業に入った家の方々

オレと一緒に作業してくれた仲間たち

みんなみんな、最高だった。




6月20日。

教育と社会のシステムを見たくてキューバへ。

「キューバには会社が無いんですよ!資本主義じゃないから!」

「キューバでは、みんな好きな事を勉強できるんです!ダメな所じゃなくて、得意に集中できる!」

あいつから教えてもらった言葉が新鮮過ぎて、胸を踊らせた。



ハバナ、サンティアゴ・デ・ク―バ、カマウェイ、サンタ・クララ、トリニダー。

陸路で各地を回る。



ハバナで出会ったオルガさんに、この国の事を色々教えてもらった。

彼女は69歳。革命前からキューバで生きている。


『私たちはね、物を大切にするのよ。壊れても壊れても、直して使うの。

あなたたちは、壊れてしまったら新しい物を買うでしょ?

それが、資本主義ということね。』


『色々意見はあるでしょうけど、私はキューバが好きよ。

国が、国民を、上から下まで守ってくれているのがわかるから。』


『キューバはね、教育が無料なの。それも、外国人でも無料。

南米やアジア、色々な国から勉強したい人、特に医者になりたい人が集まってくるの。

政治上は敵対関係にあるアメリカからも来ますよ。

そして、医者が足りない南米諸国には、医者と先生を派遣しているんです。

そんな国、ある?私はこの国に、誇りを持っています。』


一通り話してくれたあと、家の中を案内してくれた。

そこかしこに家族の写真があり、何回も何回も、

『私は家族を愛しています。』

と満面の笑みで口にしていた。


『今、日本には愛が無いと聞きますが、本当ですか?』


一方、路上では至る所で人々がたむろしていた。

仕事をしている人がほとんどいない。

やってもやらなくても給料が変わらないから、さぼる人がとても多いらしい。

それに観光地化が進むに連れて、貧富の差が激しくなっている。

若者に聴いた。

毎日何してるの?

『そりゃあ酒飲んで、クラブだよ!人生は、音楽とセックス!!』


革命家チェ・ゲバラとフィデルカストロが描いた社会主義国家。

彼らはただ1つ、

『人間はさぼる』

ということを計算に入れなかったのが間違いだと言われている。


サンティアゴデク―バの革命広場。

ビルの上に飾られたゲバラの写真。優しい笑顔で、市民を見守っている。

その下で、爆音で音楽を流し、踊り狂う人々。今夜の相手を探し求める男女。

革命家たちが目指した国家とは、少し違うような気がした。


国家、つまり組織には、人間と同じように、『正解』は無いのだろう。

それぞれに良い所、悪い所が表裏一体となって存在している。

そしてそれは永遠のものではなく、時と共に変わりゆくもの。

むしろ、変わってゆかなければならないもの。





7月1日。

この4ヶ月に起きたことを、心の中に落ち着けるために、屋久島へ。


みずみずしい深い森。

倒木の上に芽吹くたくさんの生命。

飲めるほど綺麗な水が湧き出る渓流。

高く聳える岩山。

空一面を燃やす夕焼け。

満天の星空。

どこまでも蒼い海。


なんで、こんな高い山の上から、こんこんと水が湧き出るんだ?

偉大なる自然の、完璧に近いシステムに圧倒されると共に

人がこのシステムの外で生きていることを、

そしておそらく、破壊し続けているだろうことを痛感する。




帰路。

福岡、大阪、京都。

古くからの友人たちに会う。

新しく店を出した者。

バイヤーとして世界に飛び出た者。

経営者として、ずっと先を走っている者。

いつの時も、古い友人との再会ほど楽しいことは無い。

都会、そして人間社会の面白さを改めて実感。





東京へ向かう高速バスの中。

空が蒼い。

音楽が心地いい。






世界はやっぱり、とてつもなく大きく、どこまでも深い。

だからこそ、面白い。





この世界が、変化という大きなうねりの中にあるならば、

オレはその先頭に立って踊っていたい。




そのために今できることは、

考え続けることと

圧倒的に稼ぐこと。




人生流転。

諸行無常。

心機一転、再起動!




4ヶ月ぶりに仕事に戻ります。

みんな、これからも応援クソよろしく!!

トコに、遊びに来てね!

一緒に面白いこと企もうぜ!





追伸

キューバの国の詳しい仕組みと、先輩経営者に教えてもらったことは次の日記にもう一度まとめます。


一路キューバへ




震災の直後、石巻市湊小学校にて。

瓦礫の山。

下を向く人々。

街の空気が死んでいる。




そんな中、多くの人々を無くしながら行われた小学校の卒業式。

涙ながらにスピーチをする先生。

真剣な表情で聞く生徒たち。

「いいか、お前らが、この石巻を復興させるんだ。」





作業の手を止めて見入るボランティア。

自衛隊。

集まってくる住民たち。





空には自衛隊のヘリが旋回し、

地には全国から集まった救援物資を満載する車両。





死んでいたはずの空気が、一瞬にして変わる。

卒業式を終えて出て来た生徒たちを、

拍手で迎える人の列。





下を向いていたおじいちゃんとおばあちゃんが、

空を見上げた。





オレは確信した。

未来とは、若い者のためにある。

子供たちこそが、未来そのものなんだ。






そしてその子供たちを、

最大限応援するのが、

そいつらが生き生きできる社会を作り出すのが、

オレたちの役目。






良い教育を。

かっこいい背中を。

愛を。







最先端の教育を見たい。

人をつぶすのではなく、

人を活かす教育を。






資本の無い世界を見たい。

大切なのはお金ではなく、

そこにいる人々。





明日、夕方5時。

キューバに向けて飛びます。

7月6日まで。





そこに答えは無いかもしれない。

けれど、かならずヒントはある。

自分の目でみて、肌で感じて、

吸収してくる。






Backpackers' Japanのみんな、

青年東北支援隊のみんな、

応援してくれてるみんな、

これを読んでくれてるみんな、

本当に、本当にありがとう。







愛してます。






いってきます。



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